2010年3月10日水曜日

工人舎 SC リカバリディスク作成作業 #1

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繰り返し断っておきますが、これは Vista モデル (SC3WP06A) のための方法です。

1. リカバリ領域のデータを読み込んで、バックアップ

まず HDD の先頭のパーティションにリカバリ用のデータが保存されています。この領域は NTFS でフォーマットされているのですが、プリインストールされている Windows Vista からは読むことができないため、別のシステムで起動して読み込みます。

コマンドプロンプトの xcopy コマンドでも同様のことは実現できますが、ここでは Linux の Live CD からコピーする方法を紹介しましょう。用いた Linux ディストリビューションは Ubuntu 9.04 Desktop 日本語 Remix CD (i386)。


<< 手順 >>

1. Ubuntu Japanese Team の Web サイトから Ubuntu 日本語 Remix CD の iso イメージをダウンロードする。
Irvine などのダウンローダーもしくは BitTorrent クライアントがあると便利です。

2. CD ライタを用いて、ダウンロードした iso イメージを書き込む。
私は DeepBurner を使いました。

3. SC の USB 端子に光学ドライブをつないだ状態で、電源を入れたらすぐに手順 2. で作成した CD を挿入し、CD から起動する。
しばらくすると自動的に Ubuntu が立ち上がります。Windows が起動しちゃったら再起動してね。

4. 画面右上の「場所」から「WinRE」と書かれたボリュームをクリックしてマウント。バックアップ先のドライブも同様にマウントする。
バックアップ先は内蔵 HDD でも USB フラッシュメモリでもかまいません。5 GB 以上の空き容量が必要です。

5. WinRE の中の sources ディレクトリを Windows のエクスプローラと同じ要領でドラッグ & ドロップしてコピーする。
僕は WinRE の中全部コピーしちゃいましたけどね。

6. 右上の電源アイコンから再起動を選択して Windows 環境に戻り、手順 5. でコピーした sources ディレクトリを DVD-R に焼いて完了。
大体 DVD-R の容量をスレスレぐらいまで使います。


次: 工人舎 SC リカバリディスク作成作業 #2

面倒な人のための工人舎 SC リカバリディスク作成

1. リカバリ領域のデータを読み込んでバックアップ
2. Windows PE 起動ディスクの作成
3. リカバリ領域の消去とパーティション作成
4. WinPE 起動ディスクから PC を起動してリカバリー

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