2010年10月18日月曜日

iBook G4 分解

この間購入したジャンク品の iBook G4 を使えるようにするべく、今日は分解して修理することにしました。

中の部品が細かかったりネジが多かったりでなかなか大変です。iFixit という海外のサイトを見ながら作業しました。細かい分解の手順は iFixit が詳しいので割愛。そこに載らなかったようなことをこの記事では紹介していこうと思います。

一部、六角ネジが使われていますが、100均のような安物ではなく、しっかりした作りのものをホームセンターで買いましょう (見た目で差がわからなくても意外と違うらしい)

ネジを外したら今度は爪で固定されているのでキャビネットとキャビネットの間にマイナスドライバ状のものをはさみ、こじ開けます。但し、マイナスドライバのような固いものでこじ開けると傷がつきます。

綺麗に分解するためには Spudger なるものが必要らしいですが、日本語で何というのかも分からないし、わざわざ買いに行くのも面倒なので、ペットボトルの一部を切り取って代用してみました。完璧ではないものの結構いい感じに使えます。今度からいろんな製品の分解に使おうかなー。



上半分は写真のように親指で押しながら指先に力を入れて無理やりこじ開けることも出来ましたが、手が疲れますからおすすめはしません。

左から順に、マイク、パネルの開閉を検知するセンサー、AirMac のアンテナが付いています。

液晶パネル下の金属の骨組みが割れてました。パネルの開閉時にグラグラすると思ったら、この部分が怪しいかも知れません。

私が今までに分解したことのあるどのメーカーのノート PC よりも堅牢な作りのタッチパッドです。実際、使いやすいと思う。

液晶部分の分解


iFixit を参考にここまで分解できたら、下の銀色の部分に CCFL (冷陰極管) が入っています。取り外す前にリード線などを外しておきましょう。銀色の金属部分は両面テープで強力に接着されていますから、マイナスドライバなどで静かに離しながら外しました。その間に割れてしまったけど仕方がない (外し方が下手なだけかも知れないが)。

手元の竹定規とプラスチック製のノギス (笑) で冷陰極管の寸法を測ってみたところ、長さは 25.4 cm (ガラスの部分だけの長さなら 25.0 cm)、太さは 1.6 mm と判明。
但し、100均の安物で測ったものだから、誤差があるかもしれないし、ロットによっても太さが違うような話も聞いた気がするから、もしご自分でバックライトを交換したいという人がいたら、注文する前に自分のマシンを分解して測定して欲しい (手元の iBook G4 も、2台目を分解したときは上の写真とは違う液晶が使われていたし。コネクタこそ同一だったが)。

余談。「冷陰極管」ってのは液晶のバックライトに使われているものだけど「陰極線管」っていうと、いわゆるブラウン管の事になっちゃうよね。紛らわしいな。

今回分解した iBook の修理は別記事にて。

関連記事


関連サイト

0 件のコメント:

コメントを投稿