2012年1月26日木曜日

AirMac 互換カードの実験 (iBook G3)

今から数えると、もう10年程前の機種のお話になると思うんですけどね~。
iBook G3 の AirMac (AirPort) 端子に一部の無線 LAN カードを挿すと認識して使えると聞いたものですから私もやってみました。該当機種がちょうど余っていて面白そうだったので。

注意: 無線 LAN カードは (国内だと) 技術基準適合証明といったものに合格したものが使われています。このような物を分解・改造などして使うのは良いことではありませんから、実用用途で使うのは避けたほうが良いでしょう。この記事では飽くまで実験として、電波を飛ばさず受信することのみを目的として行なっています。

実験に用いた LAN カードは Buffalo の WLI-PCM-W11G。

まずは殻割り (分解)。



同じ型番でも基板のパターンが異なるカードがあったような…。

割った基板のアンテナ側。
コネクタと2本のアンテナが確認できる
今回用いた基板のアンテナ側の部分には綺麗に、回路素子が無くコネクタとアンテナのみに導線が伸びている部分があります。この部分で上手く真っ二つにします。次に、コネクタ側の基板も、コネクタの部分だけを上手く切り取ります (図のようにカッターで繰り返し切れ目を入れたら、ラジオペンチなどで力をかけて折れば良い)。
割ったアンテナの回路側
次に、割った基板の回路側にはアンテナ・コネクタに伸びていた導線と、グラウンドらしき導線が確認できるので、切り取ったコネクタとその部分とを接続します。
勿論、そのままでは接続できないので、必要な部分をドライバなどで擦り導線を露出させた後、その部分にリード線をはんだづけして接続します。
このままでは装着した時に思わぬところとショートするかも分からないので紙などでシールドした後に装着します。
完成! で、実際に Mac を立ち上げてみると、画面右上には AirMac のアイコンが現れ、アクセスポイント名も正常に表示されているようでした。感度も問題なし。

感想など

リード線周りがかなり適当な割には正常に受信できているようで驚き。
実際にネット上で互換カードを装着している記事を見てみると、この機種の後の WLI-PCM-L11GP (出っ張りが小さいもの) を使った例が多くありました。実際、カードを分解せずに取り付けられた記事もあって、無線機部分を改造しないに超したことはありません。要は、この記事は完全なる自己満足なわけですけど w

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